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筋肉も信頼も、一日にして成らず。ブレない”基礎力”が武器の中堅代理人 | 社員インタビューvol.15
居住者様・作業員に安心してもらえる現場づくり
私は新卒でヨコソーへ入社し、今年で7年目になります。これまで現場代理人として10件ほどの大規模修繕工事を担当してきました。現在は、来年春に完工予定の現場を担当しています。年末年始を挟む工程なので、全体のスケジュールが遅れないよう、日々細かな調整を重ねています。
── 現場を任される立場として、日々どんなことを意識して仕事に向き合っていますか。
一番大切にしているのは、「居住者様に安心していただける現場であること」です。工事中はどうしても騒音やにおいなどでご迷惑をおかけします。だからこそ、説明や対応を丁寧に行い、不安を少しでも減らしたいと思っています。同時に、現場で作業してくださる職人さんとの関係づくりも重要ですね。現場の雰囲気が良いと、自然と仕事の質も上がると考えています。
── 現場の「雰囲気」を大切にされているのですね。
はい。施工管理だけなく「少しでも明るく、楽しく働ける雰囲気づくり」というのも現場代理人の大切な役割ではないでしょうか。
正しさよりも、”伝わりやすさ”。経験で身に付けたコミュニケーション術
── 大規模修繕工事では、管理組合や居住者様とのコミュニケーションが欠かせません。建築に関する専門知識のない方へお話をする際、志水さんが気を付けていることはありますか。
資料やチラシを作成する際は、できるだけ専門用語を使わず、一般的に伝わる言葉に置き換えるようにしています。また、文章だけではイメージしづらい部分は、写真やイラストを入れて視覚的に理解していただけるよう工夫しています。
技術的に正しい表現よりも、「きちんと伝わるかどうか」を優先しています。
── 工事中は、判断に迷う内容も少なくありませんよね。
そうですね。自分の判断でお答えできる内容はその場でお伝えしますが、少しでも迷う場合は一度持ち帰り、上長や同僚に相談したうえで回答します。手間はかかりますが、独断で進めてしまうと後々大きなトラブルにつながることもあります。
── なるほど。誠実さと慎重さは、現場代理人に欠かせない姿勢ということですね。
「お願いしてよかった」の一言が、何よりの励み
── 管理組合や居住者の方と信頼関係が築けたと感じるのは、どんなときでしょうか。
「マンションがきれいになって嬉しい」「工事をお願いしてよかった」と声をかけていただいたときですね。
工事中は大変なこともありますが、そう言っていただけると丁寧に向き合ってきてよかったと心から思えます。
── 初めて一人で現場を任されたときは、どんな気持ちでしたか。
正直、不安しかありませんでした。それまでは先輩の補佐として動いていたので、「これからは全部自分で判断するんだ」と思っても、なかなか想像がつかなかったんです。
それでも覚悟を決めて、職人さん達と相談しながら一つずつ進めていきました。3現場ほど経験した頃に、ようやく現場全体の流れや、押さえるべきポイントが見えてきたと思います。

筋トレで整える、仕事と心のバランス
── 現場代理人は柔軟な対応が求められて大変かと思いますが、気持ちの切り替え方はありますか。
趣味の筋トレですね。週に5~6日ほどジムに通っていて、最近は仕事前に身体を動かしてから現場に行くのが習慣になっています。時々パーソナルトレーナーから指導を受けたり、コンテストに出場したりもしています。身体を動かすなど、趣味に没頭することでオンオフの切替ができますし、仕事にも良い影響が出ていると感じます。

── 次のコンテストも頑張ってください!最後に管理組合や修繕委員の皆さまへひとことお願いします。
工事が始まると、どうしても不安や疑問は出てくるものだと思います。どんな些細なことでも構いませんので、遠慮なく現場代理人にご相談ください。皆さまに安心していただけるよう、丁寧に工事を進めてまいります。大切な住まいをより綺麗に、快適にするお手伝いができれば幸いです。
朝の汗が、現場の丁寧さへ―挑戦はまだ続く
「なんとかやるしかない。」独り立ち後、初めての現場でそう決意した日から今日まで、数えきれないほどの試練を乗り越えてきた志水さん。その背景には、鍛えられた心身と持ち前のストイックさがありました。マンションの外観や仕様がそれぞれ異なるように、大規模修繕工事も物件によって大きく違います。居住者様に安心してお過ごしいただきながら、滞りなく工事を終えるための”最適解”を求めて、これからも中堅代理人の挑戦は続きます。
