よくあるご質問管理組合様
鉄筋爆裂補修とは何ですか
コンクリート内部にある鉄筋が錆びて膨張することでコンクリートが欠けてしまった箇所を補修する工事です
マンションで多く採用されている鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)と呼ばれる構造は、コンクリートの内部に鉄筋が配置されることで強度を高めています。
「鉄筋爆裂」とは、コンクリートのひび割れ等から水分が侵入し内部の鉄筋が錆びることで膨張し、コンクリートが押し出される現象のことをいいます。
コンクリートの欠損部を放置してしまうと剥落の危険があるほか、そこから雨水が内部に入り込み漏水が発生したり、構造自体の強度が低下する恐れがあるため、欠損部の補修を行う必要があります。
鉄筋爆裂の補修方法は、欠損部のコンクリートや鉄筋の錆を除去し、防錆処理の上モルタルで補修します。大規模修繕工事では、下地補修工事の一つとして塗装工事や防水工事を行う前に鉄筋爆裂補修を行います。
<工程>
- 膨張したコンクリートを除去し、錆が発生している鉄筋を露出させる
- ブラシ等でケレン(=鉄部における素地調整・錆落としのこと)を行い、錆を除去する
- 補修用防錆プライマーを塗布する
- 補修用モルタル(樹脂モルタルなど)を埋め戻し、成形する
- モルタルが硬化する前に刷毛で表面を撫で(「刷毛引き」という)、凹凸をぼかして施工完了
※工法や使用材料によって工程は異なります
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