戸建塗りかえとは?

1住まいの保護と耐久性の強化

建物は、紫外線や熱、雨風など、常に厳しい環境にさらされています。
塗りかえは、外観を美しくよみがえらせるだけでなく、塗装することによって建物表面を保護し耐久性を高める重要な役目を持っています。

2住まいの資産価値の向上

最近はリノベーションやリフォームで、既存の建物を生かしながら、住み易く手を加えて、末永く住まいを継承していくことが増えて来ました。
そのような流れの中で、外気にさらされて最も劣化し易く、後々ダメージが内部にも影響を与える、外壁や屋根の定期的なメンテナンスは、資産価値を維持・向上させるためにも必須なことと言えます。

3時代とともに変化していく住まいへ

建築の分野にも、ファッションの世界ほど短いサイクルではありませんが、時代の流れと共に流行があります。例えば、色調や建材にも流行り廃りがあるので、いつ頃建てられた建物か、外観から推測出来る場合もあります。
それは、けして悪いことではありませんが、塗りかえによって「今」の気分を取り入れることは可能です。時代を反映した「今」を感じる色調や、おしゃれな建材で、住まいをリフレッシュしませんか?

4町並みとの調和を図る

住まいの周辺環境は、刻々と変化していきます。近所にカラフルな建物が急に建ってしまうこともあるかもしれません。近隣の状況を確認しながら、周囲に馴染み穏やかに個性を表現する方法は調和の取れた町並み作りに貢献します。

カラーサンプルのご案内

弊社では塗装色の選定にあたり、ご希望のお客様にA4版の板状のカラーサンプルを作成しております。
こちらのサンプルを塗りかえ予定の外壁に当てて見て頂き、塗装した際のイメージを確認して頂ければと思います。


塗装色の選択に迷ったら・・・

1 色味

塗りかえ時に塗装色を選ぶ際、お勧めは、落ち着いて周囲にも馴染み、自然の素材色に近い、ベージュ系やオフホワイト、クリーム、ライトグレー、ブラウン等の彩度の低い色です。
逆に、赤・青·黄といった原色は、アクセント程度に小面積にとどめた方が、バランス良く、きれいにまとまります。

2 鮮やかさと明るさ

色の要素の中で、鮮やかさを表すものを彩度と言い、明るさを示すものを明度といいます。原色に近い鮮やかな色は彩度が高く、白に近い明るい色は明度が高いと言います。
一般的に、戸建て住宅の外壁では、彩度が低く、明度が高~中くらいの明るさの色を使う場合が多いです。
例えば、彩度が高い真っ赤のような原色で塗装した場合、最悪なケースではクレームにもなり得ますし、明度の低い黒に近い濃い色の場合、建物の存在感が強調されて重たいイメージになりがちです。

3 色の面積効果

色は、同じ色でも小さい面積で見た場合と大きな面積で見た場合とでは、見え方が違います。小さい面積では、より濃く暗く、大きな面積では、淡く明るく見えます。
これを色の面積効果といい、外壁や屋根など大きな面積の色を決める場合は、この事を考慮に入れながら検討するといいでしょう。
また、色の見え方は、光によっても変化しますので、塗装色の確認は、出来れば屋外で行なう事をお奨めいたします。

4 美観を保つには?

塗りたてのような美しさを長く保つには、汚れが目立ちにくい色(薄過ぎず濃すぎない色)を選ぶのもひとつの方法です。例えば雨筋状の汚れは、真っ白な壁では目立ち易く、濃すぎる色は、紫外線を吸収して高温になり易く、塗装色があせたり、外壁材が傷み易くなります。
大気汚染が気になる交通量の多い幹線道路沿いの建物には、特に低汚染性能(汚れが付きにくい性能)に優れた塗料を選ぶことも効果的です。

5 住む地域・近隣の色は?

塗りかえの色を決める際、周囲の建物の色や近隣で存在感があり目印となるような建物の色を確認してみましょう。暖色系の多い地域では暖色を、寒色が多い地域では寒色から選ぶと、周囲から浮き上がることもなく、街並みとしても美しく整って見えます。

暖色の塗装色の例:オフホワイト、クリーム色、ベージュ系、淡いサーモンピンク、黄土色
寒色の塗装色の例:ライトグレー、淡い水色やグリーン、ブルーグレー


塗料の種類と金額の目安

耐久年数と金額

建物によって、立地や建物構造、塗装範囲、劣化の程度、使用する塗料などは異なり、完成品で売られている商品のような「定価」は存在しません。
しかし、使用する塗料のグレードによって、おおよその金額を算出することは出来ます。

グレードが高く耐久年数が長い塗料を選択すると、施工時の工事費は上がりますが、耐久性が高いため次回の塗りかえまでの年数を伸ばせますので、トータル費用では、かえって金額が低く抑えられることになります。

塗料の特徴

塗料名 長所 短所
ウレタン樹脂塗料 耐久年数がシリコンより劣るため外壁に使われることは少なくなりましたが、塗膜が柔らかい性質を持ち、木部や鉄部の塗装には頻繁に使われています。
耐用年数:7~10年
耐久性・防汚性能面で劣ります。
シリコン樹脂塗料 性能と金額のバランスが取れた塗料です。耐久性に優れ、汚れにくく、カビや藻もつきにくくなっています。ラジカル制御型塗料の発売以前は、最も多く出ていた塗料です。
耐用年数:12~15年
耐久性の点で新しく開発されたラジカル制御型塗料に劣ります。
ラジカル制御型塗料 2015年に発売された、フッソに近い性能を持ち、価格はシリコンに近い次世代塗料。紫外線や酸素、水などの影響で塗膜の中に発生する劣化因子(ラジカル)を新技術で制御し耐候性を向上させています。
耐用年数:14~16年
価格面で、シリコン樹脂塗料よりは、若干高くなります。
フッ素樹脂塗料 超高層の建物や橋梁などメンテナンスが困難な工事対象物に対して選定されることが多く、その優れた耐久性には永年の実績があります。塗料の中では、塗膜の寿命が非常に長く、最もハイグレードなもののひとつです。
耐用年数:15~20年
価格面で、他の塗料より大分高くなります。(しかし、耐久性に優れているので次の塗り替えまでの年数を延長できます。)

塗料の紹介

多くの塗料がある中、建物の下地や塗装部位に合った塗料を使用することで、
初めて塗料の優れた性能を発揮することができます。
では、戸建の塗り替えで、弊社が主に使用している塗料についてご紹介します。

外壁塗料

エスケー化研:プレミアムシリコン(ラジカル制御型塗料)

塗膜の劣化を3つの力で防ぐ「トリプルガード効果」により紫外線や水等の劣化原因から建物を保護し、メンテナンスサイクルの長期化に貢献します。また、ハイブリッドシリコン樹脂の架橋塗膜は汚れを定着しにくく、カビなどの微生物汚染を防ぎます。

関西ペイント:アレスダイナミックトップ(ラジカル制御型塗料)

外壁を長期間保護するために劣化原因物質「ラジカル」に注目。オゾン層破壊の影響で紫外線量は年々増え続けており、建物を維持・保護するためには紫外線から護ることが最も重要です。紫外線によって発生するラジカルを抑える技術で、耐久性を飛躍的に向上させ、フッソに迫る高耐久性を有します。

AGCコーテック:ルミステージGT(フッソ樹脂塗料)

塗料樹脂の中で最も高い品質を誇るのがフッ素樹脂。フッ素樹脂を形成する分子同士が強く結びついて、その結合力により、有害な紫外線から外壁をしっかり守ってくれます。フッ素樹脂塗料ルミステージGTは、弊社も所属する認定施工店「メイクUPショップ」の確かな技術と質の高いサービスでお届けいたします。

屋根塗料

日本ペイント:サーモアイシリーズ(遮熱塗料)

近年の地球規模の温度上昇により、真夏日が多くなり、特に戸建て住宅の上階の居室は夏場にかなり温度が上昇し易くなっています。
そこで、少しでも屋根の温度上昇を妨げる遮熱機能を持った屋根用塗料がお奨めです。
サーモアイは、下塗りと上塗りの塗膜トータルで反射性能を向上させ、屋根への蓄熱を抑制します。

日本特殊塗料:パラサーモシリーズ(遮熱塗料)

太陽光線に対する抜群の反射率と熱放射率に優れた遮熱塗料パラサーモは、室内の温度上昇を抑え、省エネ・節電に貢献しま す。

屋根

屋根は、常に紫外線や雨·風にさらされており、最も過酷な条件下の部位ですので、耐久性が高く、できれば遮熱機能を持った塗料を選ぶことをお勧めします。また、薄型化粧スレート(商品名:カラーベスト、コロニアル)の塗装の際は、縁切りといわれる屋根材と屋根材の重なりにすき間を設ける作業が必要となります。これは、屋根塗装によって屋根材の重なった部分が塗料で付着し、毛細管現象で吸い上げられた雨水が抜けなくなるのを防ぐ作業です。水が抜けなくなると、屋根下地を腐蝕させ、最悪の場合は雨漏れにもつながります。
以前は、カッターや皮スキで付着した塗膜を切る作業を行なっていましたが、現在は、タスペーサーという縁切り用の専用部材を使用します。

外壁

メンテナンスのタイミングを逃さないためにも、毎年、年末や夏休み等、時期を決めて、1年に1回は建物の外廻りをチェックすることをお勧めします。
外壁の表面は、紫外線や雨風、熱、様々な汚染物質によって、年月の経過と共に少しずつ劣化が進みます。塗装の色は、少しずつ鮮やかさを失っていきますし、外壁に触れるとチョークを触ったように粉状のものが付くチョーキング現象が起こることもあります。さらにひび割れや膨れ、カビ・藻の発生はないか、シーリング部分にすき間や断裂はないか確認してみましょう。劣化状況が進んでおり、ご不安な場合は建物診断をいたしますので、ご相談ください。

破風・鼻隠し

屋根の先端部分で、樋が付かないところが破風、付くところが鼻隠しと言い、屋根瓦の下に雨風が入ることを防止するために、取り付けられている部材です。紫外線を受け易く、他の部位よりも傷みが早いので劣化が目立つ部分です。

軒天

一般的には軒裏と言ったほうが分かりやすいかもしれません。上げ裏、軒天井とも呼ばれます。位置的には、外壁から外側に出ている屋根の裏側部分になります。軒天部分には、主に防藻・防カビ機能をもった通気性のある塗料を用います。

雨戸・戸袋

材質としては、アルミ製、スチール製、木製が多く使われています。形状としては、戸袋がなく窓横のスペースのレールに引き込むタイプもあります。軒天の出幅や設置されている方角、建物形状によって、紫外線や雨風の当たり具合が異なるため、同じ建物の中でも劣化状況に差が出る場合があります。

軒樋・竪樋

塩化ビニール製やガルバリウム鋼板、銅製のものが大半で、特に一般的な塩化ビニール製の樋は暑さ寒さの影響で収縮を繰り替えし、紫外線によって色もあせて来ますので、塗りかえ時には、樋の塗装も必要です。
(樋にゆがみが出ていたり、勾配が狂っていたり、劣化状況によっては、足場を架けるタイミングで取り替えた方が良い場合もあります。)

玄関扉

玄関扉も材質によって工程がかなり異なり、木製で木目を生かす仕上げでは、既存の塗装を一度剥がして着色し直し透明な仕上げ材を塗る場合もあります。現在主流となっているアルミ製の扉は、劣化が目立たなければ塗装の必要はありません。

外構

外構とは、建物廻りの塀などの工作物を指し、塗装が必要なものと不要なものがあります。モルタルやコンクリート下地の場合は、建物の塗り替えと共に、塗装するケースが多く、建物の色とのバランスも重要で、建物と同色か、同系色の濃い色、または淡い色で選ぶとしっくり馴染みます。

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